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前に書いた小説です。


以前書いた小説です。

よろしければ見てください。


BSRです。ダテサナ。死ネタ。

苦手な方はご遠慮ください。

それでもいい方は、続きへ!!




間違えて入ってきてしまった方は、プラウザバックで。






[染まる雪]


舞い降りてきた 白い雪は
やがて 赤く染められるのだろう
ならばその前に 俺は白い雪を蒼く染めてみせよう

某の血で紅くなる前に あなたの手でその雪をすくい取ってください
さすればその雪は 蒼く染まるでしょう


………眼に見えない清らかな蒼で染めてください


「今日は とても楽しかったでござる!」
「Thanks.また何かあったら おれのところに来ればいいさ。」

俺達は敵同士 もう二度と
今日のように たがいに武器を持たずに会うことなどできない

某はもう あなたと
楽しい会話をすることは できない

「では またこうしてお会いできますように。」
「Ya.戦場でないことを祈ってるぜ。」

これはつい昨日の事なのに もう何年も前のように思ってしまう
嗚呼
お前が憎らしい 俺を置いて逝ってしまうのだろう?

嗚呼
こんなにも あなたが愛おしい
どうか 置いて逝くことを許してくだされ

この魂は 雪となってあまたの元へ降りている
だから
そっと あなたの手で包み込んでください
その雪は 溶けることはないでしょう

お前の魂は今 雪となって降り注ぐ
俺はその雪を今すぐに
優しく包み込む
…だから 溶けないでくれ……

……――――嗚呼

できないな もう
…………なぜって?

見えているだろう? 俺の後ろには

……紅い具足の兵たちが 何十人も立っているのだから……


……いくつもの矢が 俺の体を貫く
待ってろ 今から行くから…




「…政…むね……ど……の…―――――」
「……幸……む…ら……?…―――――」



舞い落ちる 大量の雪はある二人の男には
綺麗な

紅 と 蒼 に見えたそうな……――――――




はい。お疲れ様です。
長かったですね。
ちなみに、最後の二人の男は
佐助と小十郎です。
シリアスですいません。

ごめんなさい。

リクエストがあればAPHでもBSRでもおkです。


私が書くと大体シリアスになってしまう……
困った困った。

 
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